ビターチョコレート

陽太さんは引いたような顔をして言った。


「それを世の中ではお嬢様って言うんだ」


私は少し考えた後にヘラッと笑って言った。


「そうですか!!勉強になります!!」


そんな私を見て、あからさまにため息をついて陽太さんは言った。


「…うざっ」


えぇ!?


うざい!?


どこが!?


今の言葉のどの辺りが具体的にうざいの!?


普通のことを言ったはずですよ!?


私が困惑していると陽太さんは気にする様子もな言った。


「親とか。こんな時間に帰ってきて心配しないの?」


「親は全然大丈夫です」



「親は……?」


陽太さんが怪訝そうに私に聞く。