ビターチョコレート

私は大きな声を出した人の腕をつかんで言った。


「あ、あの!私がぶつかったんです!だからは彼は悪くないです!!…彼を怒らないでください!!」


クルッと大きな声を出した人は私の方に振り返った。


そんな彼の名札を見ると、【店長】と黒文字で書かれている。


ひ、ひぃーーーー!


まさか、店長だなんて!!


私は必死に頭を下げる。


「ご、ごめんなさい!」


店長さんはため息をついて言った。


「こんな可愛い子に謝られたら困るよ。……陽太!彼女になにか着替えを!」


「えーーー!いいです、いいです!私が悪いのに着替えなんて…」


私が全部言い終わらないうちに、いきなり陽太さんに手をひかれた。