それは、突然だった。





「俺と付き合ってください」





私の目の前には


王子様っていう言葉が似合うような

イケメン様がいらっしゃる、しかも無表情で。




「いや....あの、人違いではありませんか?」



しかも私この人知らないし。


すると、そのイケメンはだるそうに

ため息をつくと



「人違いなわけねーだろ、あんたみたいな個性的なやつを

誰と間違えるんだよ」




え、なになに。

個性的ってつまり変ってこと?