暗くて、何も見えない世界。



時計の針が止まってしまった、この中で。


君の声を聴く。


優しく、柔らかな声音で


俺の名前を呼んでくれる。




ごめんね、と


ありがとう、と




愛してる、を




出来るならもっと君に伝えたかった。



時間の止まってしまった俺には


もう伝えることなど出来ないけれど。



だから、せめて………



君のために、願うよ。



どうか君が


世界で一番、笑顔になれますように。