おいっ・・・!!どこに行くんだ!?。」


 気が付くと無意識のうちに体が動いていた、父の声なんて耳に入っていない。見たかったんだ、ここがどういう場所なのか。普段なら、嫌々連れてこられて始終機嫌が悪いはずなのに、今回は違った。



体が引き寄せられていくみたいに、半分無意識なのにどこに行けばいいか分かる。



何でかなんて知らないけど









 知りたい。








 
 ひたすらに、走ろう。















 そう思ったとたん、景色が逆さになった