「うし、始めんぞ」 「うん!!」 「…~~♪…~♪」 「惜しいな。もう少し上げてほしいんだが大丈夫そうか?」 「少しなら…大丈夫」 「じゃあ、もう一回な」 「…~~♪~…♪♪」 「…それ。今ので正解。後は今までの復習とかしてればリズムも覚えるはずだから」 「了解!!ありがとう充」 「どう致しまして。明日からは練習なくても大丈夫そうだな、四日後の文化祭は期待しとくわ。じゃーな」 そう言って去っていく充を止めることなんて出来なかった。 ううん… 止めようなんて、思ってなかった。