なかなか楽しめないまま、

二次会も終わり、それぞれに

三次会に行く者、

帰宅する者・・。


バラバラと散っていく。

…私の横には、

少し頬を染めた三石先生が、

離れなくて、帰るに帰れない。


「三石先生、そろそろ・・」

帰りますと、言い終わらないうちに、

三石先生が私の手を握った。

…崖っぷち。

誰か…助けて・・・