その翌日、俺らは二階堂家にやって来た。

母さんの残酷な一言で、俺らの運命が変わっていく事を俺はまだ知らない。


「優斗、あなたは白水財閥の娘さんと婚約する事になったの。真昼ちゃんは、昨日言ったみたいに優陽と婚約する事になったわ。」

俺は、嘘だと思いたかった。