いつしか日誌もつけ終わり、ボンヤリとしていた。


外の運動部の声が
校庭を埋めていた。


そして今
この教室にはサツキの寝息だけ…。


理性が飛びそうなほど
サツキの後ろ姿は綺麗だった。


長いサラサラの髪が肩からも腕からもサラリとしたに流れていて

夏の光を吸収していて…。


サツキの側までふらふらと歩いていき

ゆっくりと髪に手を伸ばした。


サラリと僕の手から流れる感触が心地よくて


持ち上げては
流して…
持ち上げては
流して………


を 繰り返していた。


変態みたいだな
僕…。


そっと手を離した。