透明な君



スッと…意識がとんだ。


















さわさわと
聞き慣れた音…。



ここは…夢の中じゃなくて…サツキの世界なのかな…?


体を起こして
真っ直ぐ前に進む。



サツキがそこにいることを願って。





ゆっくりと…
ゆっくりと…



神経を巡らせて…

サツキの気配を探して、
甘い香りを辿って、


木を一本一本通り越す度に…
高鳴る心臓を抑えて、

早まる感情を堪えて、





キミがいることだけを
願って……………。