透明な君





『あなたがサツキを殺したのよ』









目の前が真っ暗になる。

僕が?サツキを…?



『あなたの想いは異常すぎたのよ』





否定の言葉をつきつけてやりたかった。


仕事人間で
サツキのことを
これっぽっちも知ろうとしなかったアナタに


なぜそんなこと言われなければならない?



アナタのその無関心さこそがサツキを苦しめていたんじゃないのかっ!?


って…。


でも
否定できない自分がいる…。