透明な君


涙を拭って目を開けたら見慣れた天井。


『ハルくん…私ね。ずっとずっと、ずーっと、ハルくんが大好き』

『今までもこれからもずーっと大好きなんだからっ!!』





ズルい…ズルいよ。


醒めてしまった夢に

いなくなったサツキが
それでも好きなんだよ。




僕も…どうしょうもないバカ。