透明な君


「サツキのこと、ちゃんとわかってあげられてなかった」


下を向いたら
僕の涙が落ちた所に緑色の小さな双葉が生まれていた。
不思議。



「全部僕の思い上がりで、妄想だったの…?」


「僕が異常なほど好きだったのかな。それとも…」