「ハルくーんっ。こっちー!」


見失うまいと汗が流れるほど走った。


待ってっ。
僕が行くまで行かないでっ…!!



「ハルくーん…」

手を振っているサツキにだんだん近づいてる。

もうちょっと…
もうちょっと…っ


心を焦がすような焦燥感にスピードがあがる。



サツキ…サツキっ

サツキっ!!