透明な君



そんな…
校長先生が…私の
おじいちゃん…?


小さい頃に会った
おじいちゃんとおばあちゃんしか

記憶にない…


そういえば…
最後に会ったのは
小学校の入学式の時…。

なぜ 今まで遊びに行くこともなかったんだろう…?


わからない





…おじいちゃん?
私の…おじいちゃん…。

遠い記憶の片隅にしかいないのに、こんなに近くにいたなんて…!!


知らせてほしかった…


校長先生の話…
今まで適当にしか聞いてなくてごめんなさい…



私のせいで
周りに責められることが少しでもあったなら

私があなたを
おじいちゃんと呼ぶ資格ありません─────…。