透明な君



倒れていた…
と、いうより自分が倒した机と椅子を

ため息をつきながらある程度並べ終えていた。



「はぁ…なんで僕はいっつも誰かを傷つけちゃうんだろ…」


身近にあった机に両手をついて
ネガティブ全開。


はあああぁぁ~~…


サトルがいたら
うぜえっ!!

っていいそう…


でも サトルのメールの返事だって悪いんだ!


頭を抱え身をくねらせていると


担任が入ってきた。



「どうだぁー?進んだか?…何やってる?」


「…入るときはノックくらいしてください」


顔が赤くなる自分がさらに情けなかった…。