「紗綾先輩って料理が得意そうな感じがするんスよね。毎日自分でお弁当作って持ってきそうな」
「あんまり得意じゃないよ? 何回かに一回は失敗するし、要領悪いし。どうしても、変なところにこだわっちゃって……」
「健康とか?」
「ううん、何かメーカーとか原産国とか……だから、あんまりお弁当とか作らないよ」
嘘は言っていないが、本当のことも言っていない。
正直な話、毎朝弁当を作るのは苦痛だ。
一年の間に弁当を作った事など数えるほどしかない。
「いいじゃないっスか。そういうこだわり。期待しておくっス」
圭斗がニヤリと笑い、紗綾は思う。たまにはお弁当を作ってみようかなと考えてしまう自分は案外単純なのかもしれないと。
「あんまり得意じゃないよ? 何回かに一回は失敗するし、要領悪いし。どうしても、変なところにこだわっちゃって……」
「健康とか?」
「ううん、何かメーカーとか原産国とか……だから、あんまりお弁当とか作らないよ」
嘘は言っていないが、本当のことも言っていない。
正直な話、毎朝弁当を作るのは苦痛だ。
一年の間に弁当を作った事など数えるほどしかない。
「いいじゃないっスか。そういうこだわり。期待しておくっス」
圭斗がニヤリと笑い、紗綾は思う。たまにはお弁当を作ってみようかなと考えてしまう自分は案外単純なのかもしれないと。

