デートとは言っても、寄り道といった方が近いものだった。
何となく駅の周辺を歩いて、気になる店を見る。紗綾も気楽についていった。
「紗綾先輩って漫画とか読みます? 少女漫画?」
本屋に入れば、新刊をチェックしながら圭斗が言う。
「少年漫画なのかな? 去年、八千草先輩が部室にいっぱい置いてて、貸してくれたからよく読んだよ」
それは去年、部活が楽しかった理由の一つだ。
八千草はいつも鞄の中に漫画とお菓子を入れていた。
「つーか、部室のヘヴィメタって誰の趣味なんスか?」
CDショップを覗けば、思い出したように圭斗が問う。
部室のドアにはメタルバンドのステッカーが貼り付けられ、部室内にもCDやDVDが置いてあるほどだ。
「先生だよ。八千草先輩より前の部長さんも凄かったらしいけど」
「まあ、あの人、ちょっとロックな感じあるっスけどね」
なぜ、ヘヴィメタなのかは紗綾にもよくわからない。
もしかしたら、心霊的なものなのかもしれないと思って質問したこともある。だが、何か良からぬものが録音されていたり映り込んでいたりするわけでもなく、ただの趣味だと言われてしまった。
どうやら、授業のない時に嵐がくつろぎながら視聴していることがあるらしい。
十夜は不良教師だと言ったが、嵐もなかなかにストレスを溜めているのかもしれず、紗綾はそれ以上の追及を躊躇ってしまった。
何となく駅の周辺を歩いて、気になる店を見る。紗綾も気楽についていった。
「紗綾先輩って漫画とか読みます? 少女漫画?」
本屋に入れば、新刊をチェックしながら圭斗が言う。
「少年漫画なのかな? 去年、八千草先輩が部室にいっぱい置いてて、貸してくれたからよく読んだよ」
それは去年、部活が楽しかった理由の一つだ。
八千草はいつも鞄の中に漫画とお菓子を入れていた。
「つーか、部室のヘヴィメタって誰の趣味なんスか?」
CDショップを覗けば、思い出したように圭斗が問う。
部室のドアにはメタルバンドのステッカーが貼り付けられ、部室内にもCDやDVDが置いてあるほどだ。
「先生だよ。八千草先輩より前の部長さんも凄かったらしいけど」
「まあ、あの人、ちょっとロックな感じあるっスけどね」
なぜ、ヘヴィメタなのかは紗綾にもよくわからない。
もしかしたら、心霊的なものなのかもしれないと思って質問したこともある。だが、何か良からぬものが録音されていたり映り込んでいたりするわけでもなく、ただの趣味だと言われてしまった。
どうやら、授業のない時に嵐がくつろぎながら視聴していることがあるらしい。
十夜は不良教師だと言ったが、嵐もなかなかにストレスを溜めているのかもしれず、紗綾はそれ以上の追及を躊躇ってしまった。

