「あれで人気あるってことは、ひょっとして運動できて勉強もできるパターンだったり?」
「テストはいつも二位だって。それだけは絶対に勝てないって言ってたけど……」
落ち着きがあり、誰にでも優しいからこそ皆から好かれる。
そして、部活ばかりではなく、学業にも彼は真面目である。
「へぇ、万年二位っスか。絶対に勝てない一位ってまさかのパターンってことはないっスよね……?」
圭斗が言いたいことはすぐにわかった。
共通して知っている人間などほとんどいないのだから。
「万年一位は黒羽部長だよ」
答えを聞くなり、圭斗は顔を顰めた。
「うわっ、やっぱり黒い力とか使ってるんスかね?」
「黒羽部長は勤勉な人だから」
「マジっスか」
十夜はオカルト研究部の部長の肩書を持つ以前から十夜は誰からも恐れられていた。
当時部長であった八千草などはそれほどでもなかったが、彼のせいで十夜の怖さが際立った部分があるのかもしれないと紗綾は思っている。
けれど、十夜は皆が思うような男ではないと紗綾はこの一年で知った。
どうしようもない運の悪さがなければ、関わることがなかったはずの人種であったが、知れば知るほど彼も同じ人間、否、自分以上に人間であると気付いた。
「テストはいつも二位だって。それだけは絶対に勝てないって言ってたけど……」
落ち着きがあり、誰にでも優しいからこそ皆から好かれる。
そして、部活ばかりではなく、学業にも彼は真面目である。
「へぇ、万年二位っスか。絶対に勝てない一位ってまさかのパターンってことはないっスよね……?」
圭斗が言いたいことはすぐにわかった。
共通して知っている人間などほとんどいないのだから。
「万年一位は黒羽部長だよ」
答えを聞くなり、圭斗は顔を顰めた。
「うわっ、やっぱり黒い力とか使ってるんスかね?」
「黒羽部長は勤勉な人だから」
「マジっスか」
十夜はオカルト研究部の部長の肩書を持つ以前から十夜は誰からも恐れられていた。
当時部長であった八千草などはそれほどでもなかったが、彼のせいで十夜の怖さが際立った部分があるのかもしれないと紗綾は思っている。
けれど、十夜は皆が思うような男ではないと紗綾はこの一年で知った。
どうしようもない運の悪さがなければ、関わることがなかったはずの人種であったが、知れば知るほど彼も同じ人間、否、自分以上に人間であると気付いた。

