「あれが俺よりイケメンだって言う部長さん?」
部活に戻っていく将也の背を指さし、圭斗は問いかけてくる。
言葉に若干棘があるように聞こえたが、紗綾は気にしないことにした。
それを言ったのは香澄なのであって、自分ではない。
「うん、司馬将也先輩だよ」
「田端先輩の言うイケメンって本当に幅広い感じなんスね。あの程度ならいくらでもいるっスよ」
将也は特別美形かと言えばそういうわけでもないのだ。
圭斗のように着飾るわけでもなく、気取ったところのない好青年ではある。
「うん、口癖だから。でも、将也先輩は人気あるんだよ?」
他にも香澄がイケメンと言う人物は多い。
知人だろうと他人だろうとアイドルだろうと、一定の水準を満たしていれば誰にでも。
口癖という紗綾の解釈は間違っていないはずだった。
香澄自身もイケメンの基準については低く言っているとのことである。期待して見ればガッカリするようなレベルでもとりあえず持ち上げておくらしい。
その辺りは紗綾にはできない芸当だった。
部活に戻っていく将也の背を指さし、圭斗は問いかけてくる。
言葉に若干棘があるように聞こえたが、紗綾は気にしないことにした。
それを言ったのは香澄なのであって、自分ではない。
「うん、司馬将也先輩だよ」
「田端先輩の言うイケメンって本当に幅広い感じなんスね。あの程度ならいくらでもいるっスよ」
将也は特別美形かと言えばそういうわけでもないのだ。
圭斗のように着飾るわけでもなく、気取ったところのない好青年ではある。
「うん、口癖だから。でも、将也先輩は人気あるんだよ?」
他にも香澄がイケメンと言う人物は多い。
知人だろうと他人だろうとアイドルだろうと、一定の水準を満たしていれば誰にでも。
口癖という紗綾の解釈は間違っていないはずだった。
香澄自身もイケメンの基準については低く言っているとのことである。期待して見ればガッカリするようなレベルでもとりあえず持ち上げておくらしい。
その辺りは紗綾にはできない芸当だった。

