Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~

「俺、文化祭出てないんスよねー」

 そう言い、圭斗が中身を出す。

「ずるい! ここは紗綾の一番の親友が先よ!」

 香澄は手を伸ばすが、止めるわけでもない。

「俺は一番の男の親友っス」
「キーッ!」

 その様子を見ていれば何の心配をないと感じる。
 しかし、自分で見返すのも勇気がいると感じる文化祭の写真を彼に見られるのは恥ずかしい。

「って、何スか、これ……」

 ピタッと圭斗が固まる。その手にあるのは、十夜と将也と佐野と映っている写真だ。

「うちのクラスは浴衣カフェで部長たちのクラスは王子喫茶だったんだよ」
「紗綾はオカ研方式の客引きだったけどね」
「ああ、この浴衣猫耳、そういうことっスか」
「いつの間に!」

 圭斗の手には隠し撮りらしい香澄の写真がある。
 どうやら泉水は紗綾のクラスの写真も一緒に入れてくれたようだった。