「誰とでもベタベタするわけじゃないってだけっスよ。それなりにトラウマもあるわけで、丸っきり嘘言ってるわけじゃないんで、そこんとこ誤解しないで下さいっス。いや、田端先輩に理解されなくても俺は困らないんスけど」
海斗とその恋人のことだろう。
さらっと言う彼はどうにか乗り越えられているらしい。
「でも、圭斗君には飯田君っていう親友がいるもんね。私と香澄みたい」
何とかその話題でごまかそうと紗綾は思ったのだが、圭斗の動きがぴたりと止まる。
「いや、俺、あいつのこと、親友とか思ったことない。少なくとも、先輩達みたいな関係じゃあ……」
紗綾は唐揚げを箸で掴み上げたまま固まった。
「親友じゃないの……?」
ぽとりと唐揚げが元の位置に着地する。
「し、親友っス! 大親友っスよ。もうずっと昔からの。腐れ縁っていうか、なんて言うか……」
きっと、照れ臭かったのだ。そう紗綾は納得することにした。
海斗とその恋人のことだろう。
さらっと言う彼はどうにか乗り越えられているらしい。
「でも、圭斗君には飯田君っていう親友がいるもんね。私と香澄みたい」
何とかその話題でごまかそうと紗綾は思ったのだが、圭斗の動きがぴたりと止まる。
「いや、俺、あいつのこと、親友とか思ったことない。少なくとも、先輩達みたいな関係じゃあ……」
紗綾は唐揚げを箸で掴み上げたまま固まった。
「親友じゃないの……?」
ぽとりと唐揚げが元の位置に着地する。
「し、親友っス! 大親友っスよ。もうずっと昔からの。腐れ縁っていうか、なんて言うか……」
きっと、照れ臭かったのだ。そう紗綾は納得することにした。

