「あ、俺の話も聞いてくれます?」
「もちろん」
元々はどんな謗りも受けるつもりだった。だから、彼の話を聞くのは紗綾にとって当然のことだ。
「海斗のことなんで胸糞悪いんスけど……」
「聞くよ。だって、海斗さんだって、悪い人じゃない。圭斗君も本当は海斗さんを……」
途中で圭斗が驚いたような顔をして、紗綾は言い淀む。
「まあ、悪いのは俺っスよね」
「誰が悪いとかじゃないと思うよ。ちゃんと向き合えば、わかり合える」
海斗は根っからの悪人ではない。圭斗もそうだ。不良のような外見でも根は優しい。
どちらにも全く非がないわけではないが、あるとすれば、どちらにも同じくらいにあるだろう。
互いに負い目を感じて目を逸らすのが、一番の問題だと紗綾は思っている。
尤も、一方的に逃げた自分が言えたことではないとも思うのだが。
「もちろん」
元々はどんな謗りも受けるつもりだった。だから、彼の話を聞くのは紗綾にとって当然のことだ。
「海斗のことなんで胸糞悪いんスけど……」
「聞くよ。だって、海斗さんだって、悪い人じゃない。圭斗君も本当は海斗さんを……」
途中で圭斗が驚いたような顔をして、紗綾は言い淀む。
「まあ、悪いのは俺っスよね」
「誰が悪いとかじゃないと思うよ。ちゃんと向き合えば、わかり合える」
海斗は根っからの悪人ではない。圭斗もそうだ。不良のような外見でも根は優しい。
どちらにも全く非がないわけではないが、あるとすれば、どちらにも同じくらいにあるだろう。
互いに負い目を感じて目を逸らすのが、一番の問題だと紗綾は思っている。
尤も、一方的に逃げた自分が言えたことではないとも思うのだが。

