Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~

「三人目の男性は私利私欲を露呈させた」

 いつもオカ研では事件を追っていた。
 だから、紗綾にとって、先祖の霊から隠し財産の在処をどうにか聞き出してほしいなどと言い始めた時には戸惑いを隠せなかった。
 そして、今、相談者達を軽蔑しているような海斗の態度に何とも言えない気持ちになっている。
 悲しいのやら悔しいのやら腹立たしいのやら、全ての感情がごちゃ混ぜになってよくわからない。

「嵐さん達と一緒ですよ。依頼が終われば赤の他人、仲良くする必要もない。望みを叶えたらもう必要ない。使い捨てなんです」

 依頼を解決すれば馴れ合いは不要――それがオカ研のルールであり、依頼人にはその後の約束事が書かれた手紙を渡される。
 ただし、心霊的な相談にはいつでも応じる。それが、円滑に心霊的な問題を解決するためなのだと彼らは言う。
だが、海斗の場合は言い訳に聞こえた。