「何がいけなかったんだろ……」
「怖い後輩がいないからって羽目外してるからだろ」
がっくりと肩を落とす将也を佐野が冷めた目で見ていた。
「この際、ケータイで、って……何で二人とも睨むの?」
「戻るんだろ?」
最早、佐野はうんざりしているようにも見えた。だが、彼は将也に視線をやった後、十夜を見る。
「見られちまったんだから、もう諦めてるよな?」
問うものの、答えは求めていないようだった。すぐに視線が紗綾に移ってくる。
「クレープ好き? このまま食べにこない?」
「……シナモンアップルはありますか?」
クレープは好きと言うほどではない。だが、シナモンアップルだけは別であった。紗綾が唯一好きなクレープだと言える。
「あーあったあった」
「じゃあ……行ってみたいです」
紗綾は迷った。やはり興味があるのだ。今ならそれほど混んでいないかもしれない。そして、これは佐野の誘いだ。断れないという性質もある。
「怖い後輩がいないからって羽目外してるからだろ」
がっくりと肩を落とす将也を佐野が冷めた目で見ていた。
「この際、ケータイで、って……何で二人とも睨むの?」
「戻るんだろ?」
最早、佐野はうんざりしているようにも見えた。だが、彼は将也に視線をやった後、十夜を見る。
「見られちまったんだから、もう諦めてるよな?」
問うものの、答えは求めていないようだった。すぐに視線が紗綾に移ってくる。
「クレープ好き? このまま食べにこない?」
「……シナモンアップルはありますか?」
クレープは好きと言うほどではない。だが、シナモンアップルだけは別であった。紗綾が唯一好きなクレープだと言える。
「あーあったあった」
「じゃあ……行ってみたいです」
紗綾は迷った。やはり興味があるのだ。今ならそれほど混んでいないかもしれない。そして、これは佐野の誘いだ。断れないという性質もある。

