「ボク、ゴーストいる家住んでました!」
困った顔をしていたリアムは急に明るい表情で言い、その場の空気を固まらせた。
「それ、本当?」
嵐はすぐには信じようとしなかった。
そういう話を聞いたことがないわけではないが、何分、この少年とは初対面である。信じるに値するかどうかはわからない。
十夜も圭斗も同じだった。
「ゴースト、我儘です! 悪さすると殴ります! それでもダメなら、窓から投げ飛ばします」
リアムは笑顔で物騒なことを言い出した。
そして、圭斗の脳裏を嫌な予感が過ぎる。それはすぐに現実となった。
「……話ぐらい聞いてやろう」
うるさそうに顔を顰めていたはずの十夜が部室を示し、圭斗は思わず溜め息を吐きたくなった。
自信はあっても、彼がいると面倒なことになるのは間違いない。
だからこそ、圭斗は十夜が話を聞くだけ聞いて追い返すことを期待していた。
けれど、それが徒労に終わることも本当はわかっていた。
*
困った顔をしていたリアムは急に明るい表情で言い、その場の空気を固まらせた。
「それ、本当?」
嵐はすぐには信じようとしなかった。
そういう話を聞いたことがないわけではないが、何分、この少年とは初対面である。信じるに値するかどうかはわからない。
十夜も圭斗も同じだった。
「ゴースト、我儘です! 悪さすると殴ります! それでもダメなら、窓から投げ飛ばします」
リアムは笑顔で物騒なことを言い出した。
そして、圭斗の脳裏を嫌な予感が過ぎる。それはすぐに現実となった。
「……話ぐらい聞いてやろう」
うるさそうに顔を顰めていたはずの十夜が部室を示し、圭斗は思わず溜め息を吐きたくなった。
自信はあっても、彼がいると面倒なことになるのは間違いない。
だからこそ、圭斗は十夜が話を聞くだけ聞いて追い返すことを期待していた。
けれど、それが徒労に終わることも本当はわかっていた。
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