Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~

「どうしたらいいか、わからないんです」

 彼は自分で考えろと言うだろうか。
 そう思っても、口にせずにはいられなかった。

「とりあえず、文化祭が終わってから考えればいいんじゃないかな? 文化祭は楽しむものだから。うちは久遠さえいれば、どうにでもなっちゃうわけだし」

 心配無用だと嵐は笑う。それが余計に心配になって、当日覗きに来ようかとさえ思ってしまう。

「進路相談なら、いつでも聞くよ。元顧問以前に担任の先生なんだし。いくらでも時間は作ってあげる」

 いつでも、嵐はそう言うが、いずれしなくてはならなくなる。それを考えると気が重くなる。