カップを紗綾の前に置いてから嵐は向かいに座る。
そのまま、カップに口を付けながら、紗綾が話し出すのを待っているかのようだった。
「守護霊の存在を知ったら、頼りきってしまうから、教えてくれなかったんですよね……?」
少し恐る恐るといった気持ちで問えば、嵐がぴたりと止まったように見えた。
「いや、それはない」
「え……?」
さらりと否定されれば、次の言葉に迷う。
香澄のようにポンポンと話す技術は一体どうしたら身に付くのかと常々思っているほどだ。
「せっかく、美化してくれたところ悪いんだけど、俺たち、そんなにいい人じゃないよ」
オカ研の悪魔、認識していたはずの言葉が蘇ってくる。
紗綾自身も彼がそれに十分当てはまることはよく知っていたはずだった。
そのまま、カップに口を付けながら、紗綾が話し出すのを待っているかのようだった。
「守護霊の存在を知ったら、頼りきってしまうから、教えてくれなかったんですよね……?」
少し恐る恐るといった気持ちで問えば、嵐がぴたりと止まったように見えた。
「いや、それはない」
「え……?」
さらりと否定されれば、次の言葉に迷う。
香澄のようにポンポンと話す技術は一体どうしたら身に付くのかと常々思っているほどだ。
「せっかく、美化してくれたところ悪いんだけど、俺たち、そんなにいい人じゃないよ」
オカ研の悪魔、認識していたはずの言葉が蘇ってくる。
紗綾自身も彼がそれに十分当てはまることはよく知っていたはずだった。

