「じゃあ、これから取りにくる?」
何気なく、嵐は問いかけてくるが、それは遠慮したかった。女子の表情も曇っていく。
「え、クッキー、持ってきてくれないの?」
「教師を使うんじゃない」
「どうせ、部室に行くんでしょ? パパッと取ってきちゃってよ」
好き勝手に言う女子に紗綾もできることなら便乗したい気分だった。
十夜と圭斗に会う決心はできていない。
今、目の前にいる嵐にさえ動揺するのだから。
「今、誰もいないよ。本当に」
それなら……、と女子二人が顔を見合わせる。
これ以上は期待しても無駄なようだった。
「わかりました……取りに行きます」
「じゃあ、行こうか」
そう言う嵐は本当に今まで通りだ。何を考えているか全くわからない。
何気なく、嵐は問いかけてくるが、それは遠慮したかった。女子の表情も曇っていく。
「え、クッキー、持ってきてくれないの?」
「教師を使うんじゃない」
「どうせ、部室に行くんでしょ? パパッと取ってきちゃってよ」
好き勝手に言う女子に紗綾もできることなら便乗したい気分だった。
十夜と圭斗に会う決心はできていない。
今、目の前にいる嵐にさえ動揺するのだから。
「今、誰もいないよ。本当に」
それなら……、と女子二人が顔を見合わせる。
これ以上は期待しても無駄なようだった。
「わかりました……取りに行きます」
「じゃあ、行こうか」
そう言う嵐は本当に今まで通りだ。何を考えているか全くわからない。

