「ですが、君が加護を受けていなくとも……もし、出会えたなら、私は君を必要としていたでしょう」
「え……?」
それは、まるで告白のようでドキリとするが、彼にはそのつもりはないだろう。深い意味などあるはずがない。
「君はとても優しい人です。全てを受け入れるような、穏やかな波のように」
「私はそんなにいい人じゃありません」
ただお人好しと言われるだけだと紗綾は思う。
少しずつわからなくなっていく。
自分が怒るべきか、悲しむべきかもわからない。
穏やかなのではない。自分では何もできないだけだ。ずるいのだとわかっている。
「え……?」
それは、まるで告白のようでドキリとするが、彼にはそのつもりはないだろう。深い意味などあるはずがない。
「君はとても優しい人です。全てを受け入れるような、穏やかな波のように」
「私はそんなにいい人じゃありません」
ただお人好しと言われるだけだと紗綾は思う。
少しずつわからなくなっていく。
自分が怒るべきか、悲しむべきかもわからない。
穏やかなのではない。自分では何もできないだけだ。ずるいのだとわかっている。

