「彼は私ほど力が強くありません。目の前にあるものしか感じ取れない。なのに、強力な眷属を得た。そして、その力も普段は祖母から貰った護符で隠している。望まなければ普通の男の子として生きて行ける」
圭斗は自分がサイキックであることをすぐには明かさなかった。
十夜も嵐もそれを見抜くことができなかったし、実際目にするまで本当の意味で信じられたわけではない。
「私は祖母から力を強めるように言われました。修行と称されることもあった。けれど、他人には理解されず、霊の声を聞かされ、夢にまで彼らは現れる。助けてくれ、助けてくれと繰り返す――なのに、私を助けてくれる人間は誰もいない」
魔女が言った通りなのかもしれない。
彼もまた救いを、安らぎを求めている。
求めてやまないものが得られないと知りながら。
圭斗は自分がサイキックであることをすぐには明かさなかった。
十夜も嵐もそれを見抜くことができなかったし、実際目にするまで本当の意味で信じられたわけではない。
「私は祖母から力を強めるように言われました。修行と称されることもあった。けれど、他人には理解されず、霊の声を聞かされ、夢にまで彼らは現れる。助けてくれ、助けてくれと繰り返す――なのに、私を助けてくれる人間は誰もいない」
魔女が言った通りなのかもしれない。
彼もまた救いを、安らぎを求めている。
求めてやまないものが得られないと知りながら。

