バンと荒々しく、屋上の扉が開け放たれ、驚きで涙が引っ込んでしまったようだった。
「紗綾から離れて下さい!」
「香澄……?」
扉の前で仁王立ちしているのは香澄だ。
ジャージ姿で、振り乱した髪のまま、息を切らして十夜を睨んでいる。
「貴様には」
十夜も香澄を睨み返す。けれど、彼女は臆さない。
そして、そのまま大股で紗綾の所まで歩いてきて、十夜から遠ざけるようにした。
「関係ないとは言わせない! 私は紗綾の親友だし、もしものことがあったら、私はあなたを殴るって言いました」
香澄は本気だ。
本気で怒っていると感じるが、彼女に彼を殴らせるわけにはいかなかった。
「サイキックだから何なんですか! 自分達にしかわからないからって、他人の意思無視して、何してもいいと思ってるんですか!?」
怒る香澄の服の裾を紗綾はただ掴んでいるしかなかった。
香澄は今にも十夜に殴りかかりそうだったからだ。
「ちゃんと説明してくれるまで、紗綾は部活には行かせません」
「納得できる説明を求めます」
紗綾も香澄に続く。
そして、十夜は何か言いたそうにして、それから出て行ってしまった。
「紗綾から離れて下さい!」
「香澄……?」
扉の前で仁王立ちしているのは香澄だ。
ジャージ姿で、振り乱した髪のまま、息を切らして十夜を睨んでいる。
「貴様には」
十夜も香澄を睨み返す。けれど、彼女は臆さない。
そして、そのまま大股で紗綾の所まで歩いてきて、十夜から遠ざけるようにした。
「関係ないとは言わせない! 私は紗綾の親友だし、もしものことがあったら、私はあなたを殴るって言いました」
香澄は本気だ。
本気で怒っていると感じるが、彼女に彼を殴らせるわけにはいかなかった。
「サイキックだから何なんですか! 自分達にしかわからないからって、他人の意思無視して、何してもいいと思ってるんですか!?」
怒る香澄の服の裾を紗綾はただ掴んでいるしかなかった。
香澄は今にも十夜に殴りかかりそうだったからだ。
「ちゃんと説明してくれるまで、紗綾は部活には行かせません」
「納得できる説明を求めます」
紗綾も香澄に続く。
そして、十夜は何か言いたそうにして、それから出て行ってしまった。

