「行くぞ」
十夜が小さな声で言う。
部外者が立ち入ってはいけないような気がして、紗綾もそうするべきなのだと思った。
そうして、離れようとしたが、圭斗に腕を掴まれてしまった。
行くな、とその目が訴えている。まるで、縋るように。
「本当に知らない」
「隠さないでよ! 私は知ってるのよ!?」
「俺は知らない」
はっきりと圭斗は言う。白を切っているという様子ではない。
「そんなはずがないわ!」
「俺には関係ないことだから」
圭斗が辛そうな表情になっていくのは、なぜだろうか。
腕を掴まれたまま、紗綾はどうしていいかわからない。十夜を見ても無駄だった。彼こそこういう場面を苦手としているだろう。
十夜が小さな声で言う。
部外者が立ち入ってはいけないような気がして、紗綾もそうするべきなのだと思った。
そうして、離れようとしたが、圭斗に腕を掴まれてしまった。
行くな、とその目が訴えている。まるで、縋るように。
「本当に知らない」
「隠さないでよ! 私は知ってるのよ!?」
「俺は知らない」
はっきりと圭斗は言う。白を切っているという様子ではない。
「そんなはずがないわ!」
「俺には関係ないことだから」
圭斗が辛そうな表情になっていくのは、なぜだろうか。
腕を掴まれたまま、紗綾はどうしていいかわからない。十夜を見ても無駄だった。彼こそこういう場面を苦手としているだろう。

