Catch-22 ~悪魔は生贄がお好き~

「まあ、こっちも丁度二人に聞きたいことがあったんだよ。この際、きっちり答えてもらおうか」
「えっとね、馴れ初めは……」

 花が聞いてもいないことを話し出そうとするが、嵐は無視した。
 そして、野島を見る。

「野島、兄貴の名前は?」
「浩一(こういち)です。野島浩一」

 野島が答えると花が首を傾げた。

「ノジー君? 君、ノジー君の弟君なの?」
「あ、はい……そうです」

 野島も引いているようだった。関わりたくないと顔に書いてあるようだ。

「私は、ちゃーんと、肝試しなんかダーメって言ったんだよ? ちゃーんと、ちゅーこくしてあげたのに、聞かない方が悪いんだからね? 私を恨まないでね?」

 花は念を押す。彼の身に何が起きているのか、彼女は知っているようだった。