「あ、兄貴の様子がおかしいんです。何かに怯えてるみたいで……」
やっと決心したように野島は話し出した。
「でも、何かはわからないし、俺には見えない何かが見えてるような……」
「その前に何があった?」
「大学の友達と肝試しに行くって……」
野島自身もそれが原因だと思っているのだろう。十夜の表情も厳しくなる。
「そいつは今どこだ?」
「どうにかしてくれるんですか!?」
野島は希望が見えたようだった。
「見みければわからない」
霊障であることを確認し、その相手を見なければ、対処できない。
「一応、八千草に連絡取ってみる?」
その言葉に十夜が嫌そうな表情を見せた。
嵐は楽しそうにケラケラと笑っているが、答えなどわかりきっているだろう。
八千草と関わるとろくなことがない。それを二人はよく知っているのだ。
嵐は三年間、十夜は二年間、彼に振り回されている。
紗綾が見てきた一年間だけでも凄まじいものがあった。
だが、幸か不幸か、ただの冗談では済まなくなってしまった。
やっと決心したように野島は話し出した。
「でも、何かはわからないし、俺には見えない何かが見えてるような……」
「その前に何があった?」
「大学の友達と肝試しに行くって……」
野島自身もそれが原因だと思っているのだろう。十夜の表情も厳しくなる。
「そいつは今どこだ?」
「どうにかしてくれるんですか!?」
野島は希望が見えたようだった。
「見みければわからない」
霊障であることを確認し、その相手を見なければ、対処できない。
「一応、八千草に連絡取ってみる?」
その言葉に十夜が嫌そうな表情を見せた。
嵐は楽しそうにケラケラと笑っているが、答えなどわかりきっているだろう。
八千草と関わるとろくなことがない。それを二人はよく知っているのだ。
嵐は三年間、十夜は二年間、彼に振り回されている。
紗綾が見てきた一年間だけでも凄まじいものがあった。
だが、幸か不幸か、ただの冗談では済まなくなってしまった。

