「こんなことなら、やっぱり田端を拝み倒すんだった…」
「まあ、部長なんかに相談しようなんて、よほど切羽詰まらなきゃ思わないっスよね」
圭斗は楽しげに笑う。
「こ、これが噂の魔界王子……、いや、案外、こっちの方が話しやすそうだ」
「俺、専門外っスから」
すみません、と圭斗が笑いながらテーブルの上の菓子を取る。
「あ、俺にもちょーだい」
嵐も本当に助け船を出す気がないようだ。
そこで、ようやく十夜が口を開いた。
「話があるなら聞く。ないなら、帰れ」
元々鋭い眼差しにきつい言葉、野島は今にも「はい、喜んで!」と帰りそうだった。
「部長、もっと優しく聞いてあげてください」
「俺は無駄話に付き合う気はない」
根は優しいのに、どうしてこんなにも威圧的なのだろうか。
代わりに聞きたい気持ちにもなるが、紗綾が聞いたところで本当に重要なことはわかるはずもなく、これは彼の仕事だと決められている。
将来のためだと言えば、彼は確実に嫌がるのだが。
「まあ、部長なんかに相談しようなんて、よほど切羽詰まらなきゃ思わないっスよね」
圭斗は楽しげに笑う。
「こ、これが噂の魔界王子……、いや、案外、こっちの方が話しやすそうだ」
「俺、専門外っスから」
すみません、と圭斗が笑いながらテーブルの上の菓子を取る。
「あ、俺にもちょーだい」
嵐も本当に助け船を出す気がないようだ。
そこで、ようやく十夜が口を開いた。
「話があるなら聞く。ないなら、帰れ」
元々鋭い眼差しにきつい言葉、野島は今にも「はい、喜んで!」と帰りそうだった。
「部長、もっと優しく聞いてあげてください」
「俺は無駄話に付き合う気はない」
根は優しいのに、どうしてこんなにも威圧的なのだろうか。
代わりに聞きたい気持ちにもなるが、紗綾が聞いたところで本当に重要なことはわかるはずもなく、これは彼の仕事だと決められている。
将来のためだと言えば、彼は確実に嫌がるのだが。

