結局、部室のソファーで野島は見てわかるほどガチガチに固まっていた。
隣には圭斗、斜め前には仏頂面の十夜がいる。
その向かいに座りながら、紗綾はどうしたものかと思っていた。もう何度目かわからない。
野島に席を譲った嵐は立ったままコーヒーを飲んでいる。縋るような眼差しを向ける野島に肩を竦めた。
「ああ、野島。俺の方向かないでね。話聞くの、俺じゃなくて黒羽だからさ」
策士はこの部屋では本性を隠さない。
野島が自分の方が話しやすいと思っていると知りながら、十夜に話をさせる。
そうしなければならないからだ。あくまで彼は顧問であって、サイキックとして力を使うのは緊急時だけのことだ。
「月舘……助けてくれ。俺は今、まな板の上にいるようだ」
「私に言われても……」
今度は自分に視線を向けてきた野島に困って、紗綾はいつものように星のクッションを抱き締めた。
隣には圭斗、斜め前には仏頂面の十夜がいる。
その向かいに座りながら、紗綾はどうしたものかと思っていた。もう何度目かわからない。
野島に席を譲った嵐は立ったままコーヒーを飲んでいる。縋るような眼差しを向ける野島に肩を竦めた。
「ああ、野島。俺の方向かないでね。話聞くの、俺じゃなくて黒羽だからさ」
策士はこの部屋では本性を隠さない。
野島が自分の方が話しやすいと思っていると知りながら、十夜に話をさせる。
そうしなければならないからだ。あくまで彼は顧問であって、サイキックとして力を使うのは緊急時だけのことだ。
「月舘……助けてくれ。俺は今、まな板の上にいるようだ」
「私に言われても……」
今度は自分に視線を向けてきた野島に困って、紗綾はいつものように星のクッションを抱き締めた。

