「部長、えっと、霊障の相談で……」
言いかけたところで、紗綾は強く腕を引かれて入り口から離れるしかなかった。
「い、いや、いい! やっぱ、止める! ほ、ほら、兄貴と同じ大学にも霊能者いるって言うしさ、兄貴の他の友達に何とか頼んで紹介してもらうから!」
「ここまで来たのに……?」
「ここまで来ちゃったからだよ! 大体、これは俺じゃなくて兄貴の問題だしさ」
野島は何か感じるのか。否、何があるのだろうか。
どうしたらいいのかと紗綾が困っていると後ろから声がした。
「野島の兄貴って何大?」
振り返れば、嵐がいた。
「えっと、南大ですけど……」
「じゃあ、どうせ、またここに来ることになるよ。ね、月舘?」
「そ、そうですね……行き着く先は一緒ですね」
嵐に同意を求められて紗綾は頷く。野島の努力がまるっきり無駄になってしまうことだろう。
言いかけたところで、紗綾は強く腕を引かれて入り口から離れるしかなかった。
「い、いや、いい! やっぱ、止める! ほ、ほら、兄貴と同じ大学にも霊能者いるって言うしさ、兄貴の他の友達に何とか頼んで紹介してもらうから!」
「ここまで来たのに……?」
「ここまで来ちゃったからだよ! 大体、これは俺じゃなくて兄貴の問題だしさ」
野島は何か感じるのか。否、何があるのだろうか。
どうしたらいいのかと紗綾が困っていると後ろから声がした。
「野島の兄貴って何大?」
振り返れば、嵐がいた。
「えっと、南大ですけど……」
「じゃあ、どうせ、またここに来ることになるよ。ね、月舘?」
「そ、そうですね……行き着く先は一緒ですね」
嵐に同意を求められて紗綾は頷く。野島の努力がまるっきり無駄になってしまうことだろう。

