「同じクラスの、えっと……の、野村君、だったっけ……?」
「いや、俺、野島だけど」
「ご、ごめんなさい……野島君」
名前がわからなかったばかりか、今回は間違えた。
紗綾は申し訳なくなって、穴に入りたいと切実に思った。
香澄がいればフォローしてくれただろう。だが、何から何まで彼女にしてもらうわけにはいかない。紗綾としてはクラスメートとさえ満足にコミュニケーションを取れない自分に嫌悪したりもするものだ
「いいよ、別に。そんなの全然問題じゃない。俺にとって今一番の問題はここにいることだ!」
野島はここまで来てしまったことを後悔しているらしかった。
すると、圭斗はくるりと部室の方を向いた。
「部長、紗綾先輩が男連れっス」
圭斗は中に声をかける。大いに語弊がある気はするのだが、紗綾もそれに続くことにした。
「いや、俺、野島だけど」
「ご、ごめんなさい……野島君」
名前がわからなかったばかりか、今回は間違えた。
紗綾は申し訳なくなって、穴に入りたいと切実に思った。
香澄がいればフォローしてくれただろう。だが、何から何まで彼女にしてもらうわけにはいかない。紗綾としてはクラスメートとさえ満足にコミュニケーションを取れない自分に嫌悪したりもするものだ
「いいよ、別に。そんなの全然問題じゃない。俺にとって今一番の問題はここにいることだ!」
野島はここまで来てしまったことを後悔しているらしかった。
すると、圭斗はくるりと部室の方を向いた。
「部長、紗綾先輩が男連れっス」
圭斗は中に声をかける。大いに語弊がある気はするのだが、紗綾もそれに続くことにした。

