「いや、ほら、何か変なモノを見たとか、変な音が聞こえるとか、隣の部室使ってた同好会がノイローゼになって解体したとか……」
彼が上げたのは怪現象の類ではない。
その全ての犯人が自分達の担任九鬼嵐の工作によるものだとわかったら、彼はどうするだろう。
理由を知っているからこそ紗綾は困った。
「だ、大丈夫だよ……多分」
「た、多分かよ!」
やはり野島を安心させることはできなかったらしい。声が裏返っている。
「別に何もないわよ、本当にただの変な部屋」
思い返せば、香澄も部室に入ったことがあるのだ。
変な、と言えば反論する人間もいるが、少し豪華な部室だとは紗綾も思っている。立派なソファーもあって快適と、かつて光も自室のようにくつろいでいた。
それも嵐が策士であることと校長という後ろ盾があることと関係するのだが。
彼が上げたのは怪現象の類ではない。
その全ての犯人が自分達の担任九鬼嵐の工作によるものだとわかったら、彼はどうするだろう。
理由を知っているからこそ紗綾は困った。
「だ、大丈夫だよ……多分」
「た、多分かよ!」
やはり野島を安心させることはできなかったらしい。声が裏返っている。
「別に何もないわよ、本当にただの変な部屋」
思い返せば、香澄も部室に入ったことがあるのだ。
変な、と言えば反論する人間もいるが、少し豪華な部室だとは紗綾も思っている。立派なソファーもあって快適と、かつて光も自室のようにくつろいでいた。
それも嵐が策士であることと校長という後ろ盾があることと関係するのだが。

