「……いや、あのな、兄貴がな、何か変なんだよ。兄貴の友達も……その、上手く言えないんだけど、何かに怯えてるみたいでさ……それが、肝試しに行ってからなんだ。俺もまさかとは思うんだけど、でも……」
どうやら霊障らしい。
そこでようやく紗綾にも発言権が与えられた。香澄がちらりと視線を投げてきたのだ。
「えっと……そういう相談なら、部室で聞いてもらえるよ」
魔王と恐れられる十夜だが、本当に困っている人間を見捨てたりすることはしない。見捨てられないのかもしれない。
「あ、あそこって危なくないか……?」
部室と聞いて、野島はあからさまに体を震わせた。
「危ない……?」
そういう噂こそあるものの、いつもそこにいる紗綾には何が危ないのかわからない。
どうやら霊障らしい。
そこでようやく紗綾にも発言権が与えられた。香澄がちらりと視線を投げてきたのだ。
「えっと……そういう相談なら、部室で聞いてもらえるよ」
魔王と恐れられる十夜だが、本当に困っている人間を見捨てたりすることはしない。見捨てられないのかもしれない。
「あ、あそこって危なくないか……?」
部室と聞いて、野島はあからさまに体を震わせた。
「危ない……?」
そういう噂こそあるものの、いつもそこにいる紗綾には何が危ないのかわからない。

