「ひょっとして、トラウマ?」
嵐が笑い、紗綾はちらりと十夜の様子を窺ってから小さく頷いた。
そのネクタイ一つにオカ研の負の部分が全て詰まっていると言えるほど全くいい思い出がないのだ。
「去年、月舘は天国に旅立ちそうになってるからね」
「天国?」
嵐が言えば、圭斗が首を傾げる。
しかし、紗綾にとって決して大袈裟な表現ではなかった。
確かに一瞬天国を見てしまったような気がするのだ。
「毎回、ある意味事故が起こるんだよ」
「事故って……」
圭斗は困惑しているようだったが、それ以上聞かれると紗綾としてはやりにくくなってしまうものだ。
嵐が笑い、紗綾はちらりと十夜の様子を窺ってから小さく頷いた。
そのネクタイ一つにオカ研の負の部分が全て詰まっていると言えるほど全くいい思い出がないのだ。
「去年、月舘は天国に旅立ちそうになってるからね」
「天国?」
嵐が言えば、圭斗が首を傾げる。
しかし、紗綾にとって決して大袈裟な表現ではなかった。
確かに一瞬天国を見てしまったような気がするのだ。
「毎回、ある意味事故が起こるんだよ」
「事故って……」
圭斗は困惑しているようだったが、それ以上聞かれると紗綾としてはやりにくくなってしまうものだ。

