「そういうわけで、俺を釣った責任、とってくれるっスよね?」
眩しいほどの笑みを圭斗は見せてくる。
それでいて、逸らすことを許さない。彼の目は妙な力を持っている。
「釣ったって……」
否、確かにそうなのかもしれないと紗綾は思いもする。
自分が嵐によって垂らされた釣り糸の先に付いた餌だったのかもしれない。
紗綾が糸を垂らしていたのではない。そのつもりで、垂らされていた。そして、確かに彼は食い付いてきた。
「だって、紗綾先輩、俺を選ぶしかないじゃないっスか。除霊はできないっスけど、幽霊相手に暴力ふるって事態を悪化させたりもしないんで」
今日、紗綾は圭斗かリアムかを決めなければいけない。
もう決まってはいるのだが、やはり気は進まない。
眩しいほどの笑みを圭斗は見せてくる。
それでいて、逸らすことを許さない。彼の目は妙な力を持っている。
「釣ったって……」
否、確かにそうなのかもしれないと紗綾は思いもする。
自分が嵐によって垂らされた釣り糸の先に付いた餌だったのかもしれない。
紗綾が糸を垂らしていたのではない。そのつもりで、垂らされていた。そして、確かに彼は食い付いてきた。
「だって、紗綾先輩、俺を選ぶしかないじゃないっスか。除霊はできないっスけど、幽霊相手に暴力ふるって事態を悪化させたりもしないんで」
今日、紗綾は圭斗かリアムかを決めなければいけない。
もう決まってはいるのだが、やはり気は進まない。

