「クッキーが担任なのも運が悪いのよね。あんたって、本当、ありえないくらい貧乏くじばっかり引くわよね。一年前はそんなわけないって思ってたけど、改めて実感するわ」
香澄が言うように、十夜の暴挙を諌めるべき嵐が認めてしまったからこそ、紗綾は生贄になってしまったのだ。
生まれてから一度も紗綾は当たりくじというものを引いたことがないが、当たりたくない思うものには何度も当たってきた。
「説明会の時に名前が誤字ってて半泣きだったところをクッキーに声かけられたんだっけ?」
「だって、三つも漢字が違ってたら別人だよ……」
今でこそ笑い話になっているが、当時の紗綾には大問題だった。
完全にパニックになっているところに声をかけてくれたのが嵐だったのだ。
もしかしたら、その時から既にこの運命は決まっていたのかもしれないとさえ思うのだが。
「しかも、その後もちょいちょい間違えられてるんでしょ?」
「先生は気を付けてくれてるみたいだけど、他は……」
最早、わざとなのではないかと疑いたくもなるほどの安定の誤字率を誇っている。
さすがに三文字の間違いはないが、一つはもう当たり前である。
香澄が言うように、十夜の暴挙を諌めるべき嵐が認めてしまったからこそ、紗綾は生贄になってしまったのだ。
生まれてから一度も紗綾は当たりくじというものを引いたことがないが、当たりたくない思うものには何度も当たってきた。
「説明会の時に名前が誤字ってて半泣きだったところをクッキーに声かけられたんだっけ?」
「だって、三つも漢字が違ってたら別人だよ……」
今でこそ笑い話になっているが、当時の紗綾には大問題だった。
完全にパニックになっているところに声をかけてくれたのが嵐だったのだ。
もしかしたら、その時から既にこの運命は決まっていたのかもしれないとさえ思うのだが。
「しかも、その後もちょいちょい間違えられてるんでしょ?」
「先生は気を付けてくれてるみたいだけど、他は……」
最早、わざとなのではないかと疑いたくもなるほどの安定の誤字率を誇っている。
さすがに三文字の間違いはないが、一つはもう当たり前である。

