「俺の眷属の頼斗(らいと)。まあ、そうやって呼ぶと嫌がるんスけど」
「嫌がるの?」
彼の眷属であるはずなのに、妙なものだ。
どんなものか知っているつもりでも、未知の部分が多い。
「主の俺が付けたのより、他の奴が付けた名前を気に入ってて……反抗期ってヤツっスよ。俺に懐かないんス」
眷属と言っても、少なくとも圭斗にとっては自分にしか見えないペットのようなものなのかもしれないと紗綾は思う。
十夜についているのは人、それも女性だと言っていたのだから事情が違うだろう。彼は自らの眷属については決して語りたがらない。
「狼だから大神(おおかみ)で大(だい)さん、なんてひでーセンスだと思いません?」
圭斗は笑い飛ばすが、それはどこか寂しげで、何かがあるようだった。
けれども、彼はそこに触れさせる気などないようだった。
「嫌がるの?」
彼の眷属であるはずなのに、妙なものだ。
どんなものか知っているつもりでも、未知の部分が多い。
「主の俺が付けたのより、他の奴が付けた名前を気に入ってて……反抗期ってヤツっスよ。俺に懐かないんス」
眷属と言っても、少なくとも圭斗にとっては自分にしか見えないペットのようなものなのかもしれないと紗綾は思う。
十夜についているのは人、それも女性だと言っていたのだから事情が違うだろう。彼は自らの眷属については決して語りたがらない。
「狼だから大神(おおかみ)で大(だい)さん、なんてひでーセンスだと思いません?」
圭斗は笑い飛ばすが、それはどこか寂しげで、何かがあるようだった。
けれども、彼はそこに触れさせる気などないようだった。

