目を開ければ圭斗が微笑み、手が離れる。
それを少しばかり名残惜しくも思うのだ。
「ね、先輩にも視えたでしょ?」
紗綾は頷く。
何か普通では視えないものを確かに視てしまった。
何も感じないが、今もすぐ側にいるのだろうか。
「あれが、圭斗君の眷属……?」
「そうっス」
眷属というものの存在は知っていた。
実際、十夜が動物ではないものの、連れているらしいからだ。
今まで視たことなどなかったからこそ、すぐには信じられないが、あの姿はやはりそうなのだろう。
「善美ちゃんが見た犬、なんだよね?」
大きな犬と彼女は言っていた。
「一応、犬じゃなくて、狼なんス」
「おおかみ……」
言われてみれば、確かにそんな感じだったかもしれない。
それを少しばかり名残惜しくも思うのだ。
「ね、先輩にも視えたでしょ?」
紗綾は頷く。
何か普通では視えないものを確かに視てしまった。
何も感じないが、今もすぐ側にいるのだろうか。
「あれが、圭斗君の眷属……?」
「そうっス」
眷属というものの存在は知っていた。
実際、十夜が動物ではないものの、連れているらしいからだ。
今まで視たことなどなかったからこそ、すぐには信じられないが、あの姿はやはりそうなのだろう。
「善美ちゃんが見た犬、なんだよね?」
大きな犬と彼女は言っていた。
「一応、犬じゃなくて、狼なんス」
「おおかみ……」
言われてみれば、確かにそんな感じだったかもしれない。

