「先輩にも視える」
もう一度、圭斗が言う。だから、紗綾は思わず苦笑いを零す。
「視えないよ」
視えるはずがない。
その否定を覆したところで何も変わらない。
「視える。俺がそれを証明してあげる」
圭斗は穏やかな笑みを浮かべているように見えた。
冗談を言っている風ではない。
彼は先ほどから、ふざける様子などない。否、いつだって彼は真っ直ぐだった。
眩しく目を逸らしたいほどに。
日の光を浴びてその髪は煌めいて、太陽がひどく近くにある気がした。
「手、出して」
「手?」
「うん、両手」
言われるがままに、おずおずと両手を差し出せば、圭斗の手が重なる。
もう一度、圭斗が言う。だから、紗綾は思わず苦笑いを零す。
「視えないよ」
視えるはずがない。
その否定を覆したところで何も変わらない。
「視える。俺がそれを証明してあげる」
圭斗は穏やかな笑みを浮かべているように見えた。
冗談を言っている風ではない。
彼は先ほどから、ふざける様子などない。否、いつだって彼は真っ直ぐだった。
眩しく目を逸らしたいほどに。
日の光を浴びてその髪は煌めいて、太陽がひどく近くにある気がした。
「手、出して」
「手?」
「うん、両手」
言われるがままに、おずおずと両手を差し出せば、圭斗の手が重なる。

