嵐の車に乗るのは初めてではない。乗る時はいつだって助手席だった。
彼は専用などと言うが、それがどこまで本気なのかは何度乗ってもわからないものである。
策士はそう簡単に本心を見せてはくれない。
いつだって落ち着かないが、今日一段と落ち着かないのは後部座席から圭斗の視線を感じるからなのかもしれない。
そして、走り出してから空気が変わったことが何よりもの理由だった。
やがて黙って運転していた嵐が口を開く。
尋問の始まりとも言えるのかもしれない。
「榊、俺は君が何を隠したいのかも、目的も知らないし、ぶっちゃけそっちはどうでもいいんだけどさ、まだ隠すつもり?」
嵐が圭斗と自分を乗せた理由、それは圭斗の真意を確かめるため以外にはないだろうと紗綾は思う。
圭斗がサイキックであることを知っていながら、紗綾は彼との約束を守り続けていた。それが本当に正しいことなのか迷いながら。
でも、もう嵐はわかっているだろう。何も言ってこなかったが、昨夜の異変には気付いているはずだ。
彼は専用などと言うが、それがどこまで本気なのかは何度乗ってもわからないものである。
策士はそう簡単に本心を見せてはくれない。
いつだって落ち着かないが、今日一段と落ち着かないのは後部座席から圭斗の視線を感じるからなのかもしれない。
そして、走り出してから空気が変わったことが何よりもの理由だった。
やがて黙って運転していた嵐が口を開く。
尋問の始まりとも言えるのかもしれない。
「榊、俺は君が何を隠したいのかも、目的も知らないし、ぶっちゃけそっちはどうでもいいんだけどさ、まだ隠すつもり?」
嵐が圭斗と自分を乗せた理由、それは圭斗の真意を確かめるため以外にはないだろうと紗綾は思う。
圭斗がサイキックであることを知っていながら、紗綾は彼との約束を守り続けていた。それが本当に正しいことなのか迷いながら。
でも、もう嵐はわかっているだろう。何も言ってこなかったが、昨夜の異変には気付いているはずだ。

