やがて圭斗が息を吐き、強張っていた善美の体から力が抜けていったのが、紗綾にもわかった。
「終わったの?」
控え目に問う紗綾に圭斗は微かに微笑む。
「退けたっスよ」
「良かった……」
泣き出しそうな善美の頭を撫でることしか紗綾にはできなかった。
大丈夫だと自分が言ったところで何の説得力もないのに、と心のどこかでは思いながら。
「これで終わりならいいんスけどね……」
「え……?」
それはどういうことなのか、聞こうとしたところで圭斗がすっと自分の人差し指を唇へと持っていく。
「まあ、このことは内緒ってことで」
これでも尚サイキックであることを隠したいのか。
けれど、何も言うことはできないまま、足音が耳に入ってくる。
「終わったの?」
控え目に問う紗綾に圭斗は微かに微笑む。
「退けたっスよ」
「良かった……」
泣き出しそうな善美の頭を撫でることしか紗綾にはできなかった。
大丈夫だと自分が言ったところで何の説得力もないのに、と心のどこかでは思いながら。
「これで終わりならいいんスけどね……」
「え……?」
それはどういうことなのか、聞こうとしたところで圭斗がすっと自分の人差し指を唇へと持っていく。
「まあ、このことは内緒ってことで」
これでも尚サイキックであることを隠したいのか。
けれど、何も言うことはできないまま、足音が耳に入ってくる。

