「じゃあ、地震、とか……?」
「地震なんてなかったよ!」
「気付かないような地震だったのかもしれないし……」
紗綾は物が倒れることを安易に霊障と結びつけたりはしない。
今も尚心霊現象は別世界に存在するものであって、自分の世界にはないと思っているのだ。
それはある意味お幸せなことなのかもしれない。
けれど、信じないというわけではない。
たまに世界が交差するのだと解釈するようにしている。
「そんな弱い地震で、あんなのが倒れると思う!?」
「た、倒れない、かも……」
そう言われてしまうと困るのだ。
善美を納得させ、安心させられるだけのものが紗綾にはない。
「地震なんてなかったよ!」
「気付かないような地震だったのかもしれないし……」
紗綾は物が倒れることを安易に霊障と結びつけたりはしない。
今も尚心霊現象は別世界に存在するものであって、自分の世界にはないと思っているのだ。
それはある意味お幸せなことなのかもしれない。
けれど、信じないというわけではない。
たまに世界が交差するのだと解釈するようにしている。
「そんな弱い地震で、あんなのが倒れると思う!?」
「た、倒れない、かも……」
そう言われてしまうと困るのだ。
善美を納得させ、安心させられるだけのものが紗綾にはない。

